たゆたえども沈まず

よしなしごとです。

どこにもいられない

なにもできない

どこにもいられない

 

何を思って作ったか自分でもわからない2限分の空きコマの時間に、ふとそう思って外のベンチに座る。

本も、スマホも、2分が限界だった。

だから、約3時間、建物や床のタイルを睨め付けて過ごした。

一度吐きそうになってトイレに駆け込んだけれど、嗚咽音と透明な唾以外、何も叫べなかった。

 

なにもできない

どこにもいられない

 

喉の奥に詰まったままだった。