たゆたえども沈まず

よしなしごとです。

ぐるぐる

奇跡の生還!とかのニュースを見ると、人間って意外と強いんだなあと思うが、一方で銃弾一発で人が亡くなるようなニュースを見ると、人間って意外と弱いんだなあと思う。

当たり前っちゃ当たり前だけど、私は今までその考えをぐるぐるぐるぐる繰り返してきた。

人間って強いようで弱いようで強いようで弱いようで強いようで弱いよう………みたいな。

結局どっちなのか、いまだにわからない。どっちもなのかもしれない。

ちなみに、私はこれを「人間は単純か複雑か」という問題においても同じことをやっている。

プチギフト的一言

相手の頬が少し綻ぶような、プチギフト的な一言を添えられる人間になりたかった。

お会いできるのが楽しみだとか、そういう。

今、以前もらったプチギフトの言葉が脳内を駆け巡り、あげられずに溜まった私からのプレゼントの言葉が自分の首を絞めている。

いつも言われてから気づくんだ。あ、そういう言葉をそっと添えればよかったのかと。

それとも思ってないから言えないんだろうか。プチギフトをあげられる人々は、その気持ちを常日頃持っているからスラスラと出てくるのだろうか。つまり私の欠陥か?

 

他の国の言語のように、もらって覚えたフレーズを使いながら学べばよいのだろうか?

どこにもいられない

なにもできない

どこにもいられない

 

何を思って作ったか自分でもわからない2限分の空きコマの時間に、ふとそう思って外のベンチに座る。

本も、スマホも、2分が限界だった。

だから、約3時間、建物や床のタイルを睨め付けて過ごした。

一度吐きそうになってトイレに駆け込んだけれど、嗚咽音と透明な唾以外、何も叫べなかった。

 

なにもできない

どこにもいられない

 

喉の奥に詰まったままだった。

 

適切

春は本当に適切な洋服が着れない。

非常に暑いか非常に寒いかの二択になってしまう。

先を見越して判断をするのがどうも苦手で、それはさまざまなところでひょっこり顔を出してくる。服の季節感ミスっちゃうのはまだいい。バイトとか、就活とか、そういう社会に触れ合う系のところで出てしまうと、途端に自分がダメ人間のような気がしてくる。いや、きっとそうなんだ…

そんなことを言っていても埒が開かないので、とりあえず、今日の天気を見て、気温を見て、日暮れのためにカーディガンを一枚持って、出かけようと思う。なんだ。やればできるじゃん。

悪いこと

この前、ちょっと悪いことをしちゃったんです。犯罪とかでは、ないんですけど。

悪いことをすると、自分の希望とか信念とか、なんかそういうものが失われた気がして、心にポッカリ穴が開きませんか。

考えれば考えるほど、さほど悪いことでもないんじゃないか?取るにたらないことなんじゃないか?と思うのですが、冷静に考えたら恐らくまあよくないっちゃよくないことなので、やっぱそうだよなあと思い直したりしながら、翌日を過ごしました。

グルグル考えてみて、辿り着いたのは、自分の生きる上で、譲れないものが欲しいという結論。それがあれば、そのほかは何をしても多少自分が保てると思うんです。

でも、そんな大事そうなもの、簡単に見つかるわけないでしょう。

そう考えると、失われたと思っていた希望とか信念なんて、ハナから私にはなかったようにも感じるんです。少なくとも、言葉にできるほどはっきりとしたものではありません。

試しにググってみましたが、私が知りたいことは別にみんな知りたくもないみたいで、私からしたら見当違いな質問と回答とで溢れかえっていました。見当違いなのは私の方です。そこでまた、落ち込みました。

 

こうして私は、なんかもうどうでもよくなりました。譲れないものなんて、今の私は持ち合わせていないわけですから。いつか探します。

なんでもどうぞです。